2013.06.22 Saturday 18:40

首コリの危険性

yoyakubanner
前回の記事では、首は筋肉を使って頭を支えており、
多くの方が筋肉を過剰に使っている
ということを指摘しました。

今回はさらに、首が緊張し続けることの危険性、
すなわち首コリの危険性について書かせて頂きたいと思います。

今回は、首コリの危険性について指摘していらっしゃる、

東京能神経センター理事長
医学博士 松井孝嘉 先生の本を引用しながら解説していきます。

・なぜ首の筋肉か
私たちの身体には筋肉がたくさんあります。
そこで、なぜ今回首の筋肉に注目したかというと、

首は神経の密集地帯

だからです。

このことについて、松井先生の本より詳しく解説させて頂きます。

”首には、脳と体とをつなぐ重要な筋肉や神経が集中しています。
筋肉のほうから説明すると、首には「頚部諸筋」と呼ばれるように
筋肉が何層にも重なり合っています。

とくにトラブルを起こしやすいのは、首の後ろ側の筋肉で、
なかでも「僧帽筋」「頭板状筋」「頭半棘筋」の3つです。
うつむき姿勢など、重い頭を支えている状態では、

こうした首の後ろ側の筋肉が

緊張しっぱなし」「働きっぱなし

の状態となり、それで筋肉にコリが生まれるわけです。


「僧帽筋」「頭板状筋」「頭半棘筋」等


胸鎖乳突起筋


後頭下筋群

また、首の神経は、これらの筋肉の内側に
縦横に張り巡らされています。

じつにたくさんの神経が、
筋肉のひとつひとつと絡み合うように走っていて、
なかには、筋肉を突き抜けているものも、
筋肉の合間を縫っているものものあります。

そのさまは、まさに

神経のスクランブル交差点

といったところです。
そして、こうした神経のなかでも、とりわけ重要なのが自律神経。

自律神経とは、内臓の動きや血管、呼吸
、体温などの生命活動をコントロールしている神経
で、

その人の意志と無関係に働いています。

首には、この自律神経が密集しているのです。
もし、この神経密集地帯の筋肉にコリが発生したとしたら、
神経は筋肉の緊張により圧迫され、
正しい情報を伝えられなくなることでしょう。

しかも、もし、体じゅうの内蔵や血管などを支配している
自律神経がこの圧迫の影響を受ければ、バランスがくずれ、
体じゅうのいたるところに不調やトラブルを引き起こすかもしれません。
つまり、さまざまな不定愁訴や病気が起こるのは、これが理由。

首には筋肉異常、すなわちこりが生じ、
それが自律神経などの神経を圧迫した結果、
心身にさまざまな失調症状が引き起こされるというわけです


(引用文献:体調不良 慢性疲労は首で治る,p50-53)"

また松井先生は首コリによる症状として、

首痛・肩コリ、筋緊張性頭痛と一部の偏頭痛、めまい、
自律神経失調症、パニック障害、うつ状態(頚性うつ)、
頚椎ねんざ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、
多汗症、機能性胃腸障害、血圧不安定症
」を挙げています。

私の意見としては、すべてが首コリだけで完全に解決しなくても、
症状の緩和にはなり得ると思っています。

これらの症状の大きな要因の1つではあると思います。

特にうつ病やパニック障害など、
一般的に精神的な問題とされることを、
「首コリ」という器質的な要因から
捉え直すことは大きな意義があるように感じます。


通常の考え方では、
脳の神経伝達物質の異常、幼少期のトラウマ、認知の歪み、
自尊感情・自己肯定感、愛着、自我、対人関係、家族関係、
パーソナリティー、精神的ストレス、、、、、

などといった観点から分析がなされるでしょう。

もちろんこれらの観点はこれからも必要ですが、

首コリという器質的な要因

があるという捉え方も、上述した理由により
きっと役に立つのではないかと思います。

この捉え方は、
過去にさかのぼったり、未来のことを考えたりするのではなく、

今、ここ」にある筋緊張がその人にどのように
作用しているかということです。

問題解決」という点で考えると、
極めて現実的で即効性があると思います。


身技レッスンでは、
首にやさしい姿勢・体の使い方」をお伝えしています。

楽にきれいな姿勢」「自分で自分を楽にする

というのがコンセプトです。

つまり、
その人の意識次第で半永久的に首コリの問題から解放されるのです。

仮になったとしても、その対処法がわかっていれば安心です。

また、身技レッスンでは心と体は切っても切り離せないもの、
ちょうどコインの裏と表のような関係だと考えます。

身体の緊張はその人の心の向け方で大きく変化します。

「解剖学的に正しい骨の位置を認識した瞬間」
「腕や脚の存在・重さを認識した瞬間」、筋肉は緩みます。

身体の緊張と書きましたが、
これは要するに「ストレス」です。

ストレスを悪いものとみなすのではなく、
どう付き合うか」ということが必要だと思います。

身技レッスンでは、
ストレスと「どう付き合うか」ということをご提案します。

そういう意味で、
身技レッスンは最先端の「ストレスマネジメント法
ともいえるでしょう。

また、実際のレッスンでは、
首だけでなく、身体全体の使い方、
座り方、立ち方、歩き方、目の使い方、
解剖学的に正しい骨の位置、呼吸、
パフォーマンスを向上させるための動作意識、
寝た状態での力の抜き方、

などをお伝えしています。

 
  • アレクサンダー・テクニーク
  • 玉木康司 身技レッスン
  • web:http://tamaki-miwaza.com/
  • phone:052-446-5898(営業時間:10:00-22:00/休日:不定休)
  • place:〒453-0801 名古屋市中村区太閤1-22
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