2014.09.13 Saturday 22:55

【体験談】教育哲学者ジョン・デューイとアレクサンダー・テクニーク その2

yoyakubanner
【体験談】教育哲学者ジョン・デューイ
とアレクサンダー・テクニーク その2




以前にもレッスン体験談を頂いた、哲学専攻の
クライアント様より再び感想文を頂きました!


アレクサンダーテクニークは世界に
多大な影響を与えた哲学者にも
影響を与えたようです。

私が専門で学んできた心理学の分野でも、
カウンセリングの神様とも呼ばれる
カール・ロジャーズはアレクサンダーを
学んでいたようです。
また、ロジャーズはジョン・デューイの
思想に強い影響を受けていたとのこと。

個人的にですが、ロジャーズの理論を読むと
アレクサンダーテクニークから受けた影響が
とても大きいように感じます。

いろいろ繋がって面白いです^ ^



以下、感想文です!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玉木さん、

実は、今日のレッスンのあと、
レッスンのことを考えながら帰路に
ついていましたら、レッスンのおかげで、
自分のデューイに関わる研究に
役立つ示唆を得ることができました。
その「アハ体験」があまりに衝撃的だったので、
感謝のメールを送らせていただいております。

その感覚のままに少し、
自分の中でどんなことが
分かったのかを書かせていただきます。。
衝撃のままに、自分が勝手に
書いているので、あまり気に留めず
とも大丈夫です。。。

デューイは、実は、教育者として
あまりに有名になったために、
哲学者としての側面が軽視・無視
されてきた経緯があります。
あと、文体が曖昧なのと、日常に
使われるような

「経験」「自然」「言語」「芸術」

などの単語を全く別の意味で使う癖があるので、
簡単に「分かったつもり」にはなれます。
本当にやっと最近の研究によって、
デューイの哲学者としての価値が
発掘されてきています。

実は、デューイがアレキサンダーテクニークに
熱心に取り組んでいたということも、
たとえば、デューイの教育学に
興味があるデューイ研究者は
「ふーん」と無視してしまいます。
でも実際は、たとえば『人間性と行為』という、
主著のうちの一つに、自分の哲学の立場を説明するために、

「姿勢をよくすること」

がどうやって実現されていくのか
という具体例を長々と書くなど、
明らかにアレキサンダーから
学んだことをそのまま書いています。


デューイも実は、習慣から脱却することと、
よい習慣を作ることを常に主張していたのですが、
ずっと自分にとって不思議だったのが、
デューイは身体についての議論はせず、

美学、社会論、宗教論、教育論、倫理学など、

ものすごく多様な分野について文章を
書いていることです。

ですが、今日のレッスンの帰りに合点がいきました。

ここ数週間玉木さんに骨や筋肉についての話と
一緒に自分で身体の変化を体験する
経験をして感じるのは、
最初は、自分の力では到底筋肉や
骨の癖に気づくことができない

いうことです。
人の身体について精通している
玉木さんの導きを参考にしながら、
自分で探していくことしかできません。
それで一つ一つ「あっ」と気づいて
ゆくことで、
自分の姿勢を探し続けていく、
ということなのだと思います。
この導きは、自分が、自分の身体について
持っていた偏見を解きほぐしていく
助けとなっています。


デューイの習慣論や「手段ー結果論」が、
アレキサンダーテクニークの考え方と
あまりに酷似しているということなど
から見て、
おそらくなのですが、
デューイは、アレキサンダーテクニークの考え方を、
人が持つ社会的な偏見に応用して、
解きほぐしていこうとしたのではないか、と思いました。

たとえば、
彼の美学は
「芸術的な経験が日常生活と
切り離されているのは偏見ではないか?」
という主題であり、

社会論は
「そもそも個人と社会が区別されて
いるのは偏見ではないか?」
という問いの立て方です。

さらに、彼の論理学は
「形式論理学を使うことで合理的し
思考できたと考えるのはおかしい」
というところから始まります。
端的にいえば、言葉に囚われては
いけないということだと思います。

また、倫理学は、
「倫理的基準というのを設けて、
それに当てはまるものは『よい』、
当てはまらないものは『悪い』と
断罪してしまうのはおかしい」
という問題意識から、
習慣・環境などの
アレキサンダーテクニークと似通った
キーワードをたくさん使います。

デューイはよく直接経験という言葉を使います。
それは「いまこの瞬間」という意味なのですが、
多くの人は「いまこの瞬間」を意識しません。
それこそ、玉木さんに教えてもらうまでは、
自分が身体の動きや向きを意識しなかったように、です。
さまざまな弊害を持つ筋肉の凝りや身体の使い方について、
教えてもらうことで徐々に
意識できるようになっていきます。

アレキサンダーテクニークは、
身体における「いまこの瞬間に」を
示しだしていますが、
デューイは「今この瞬間」に潜む、
社会的な「凝り」を指摘して
解消しようとしたのだと思いました。


こんな感じです。
・人の成長に関する考え方の「凝り」⇒教育学
・言葉をどう使うかに関する「凝り」⇒論理学
・芸術的なものが何かという考え方の「凝り」⇒美学
・『よい』とはどういうことなのかについての「凝り」⇒倫理学
・宗教的に生きるということについての考え方の凝り⇒宗教論

それが彼の哲学の手法だ、と今日、
玉木さんのおかげで合点がいきました。
自分にとってとても大事な気付きであったので、
思わずメールをしてしまいました。

毎週、とても参考になるレッスンを
ありがとうございます。
来週もどうぞよろしくお願いいたします。

勝手に長々とすみません。。。
鵜飼峻二

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



参考までに、以下ジョン・デューイ氏の
情報です(Wikipediaより)
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジョン・デューイ


ジョン・デューイ(英語:John Dewey,
1859年10月20日 - 1952年6月1日)は、
アメリカ合衆国の哲学者、教育哲学者、
社会思想家。チャールズ・サンダース・
パース、ウィリアム・ジェームズとならんで
プラグマティズムを代表する思想家である。
また米国では機能主義心理学[1]に貢献し
たことでも知られている。
20世紀前半のアメリカ哲学者のなかでも
代表的且つ進歩的な民主・民衆主義者
(ポピュリスト)だった[2]。

ローティは「最も敬愛する哲学者」として評価し、
「われわれをプラトンとカントの
呪縛(ドグマ)から解放した[3]」
と指摘したうえで、17世紀の哲学者が
スコラ哲学に対して「革命」を興したように、
「正確な表象」というそれまでの
知識理論を拒絶した点でヴィトゲンシュタインと
ハイデガーに並ぶとしている[4]。
またパトナムもデューイをヒーローとしている[5]。


名古屋駅5分 アレクサンダー・テクニーク
玉木康司 身技レッスン MIWAZA Lesson
URL: http://tamaki-miwaza.com/
Place: 名古屋駅 徒歩5分
〒453-0801 名古屋市中村区太閤1丁目22
  • アレクサンダー・テクニーク
  • 玉木康司 身技レッスン
  • web:http://tamaki-miwaza.com/
  • phone:052-446-5898(営業時間:10:00-22:00/休日:不定休)
  • place:〒453-0801 名古屋市中村区太閤1-22
  • - | - | - |

 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
MOBILE
LINK
SEARCH
OTHER

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.